【品種】シャルドネ、ピノ・ノワール 【タイプ】泡 ロゼ 辛口
JACOB'S CREEK Sparkling Rose ジェイコブス・クリーク シャルドネ ピノ・ノワールとスパークリング・ロゼは、シャルドネ種とピノ・ノワール種を使用し、瓶内2次発酵させ、造られています。 スパークリングワインに最適なブドウを栽培する地域を厳選し、このワインに使用するブドウを収穫しています。ノンヴィンテージスタイルなので、毎年変わらぬ、一貫した味わいを、いつでもお楽しみいただくことが出来ます。
 ジェイコブス・クリークの歴史は、南オーストラリアの移民時代にさかのぼります。 1836年にアデレードを調査したウィリアム・ライト大佐は、翌1837年にその北西に進出し、南スペインのバロッサにおける英国海軍の勝利にちなんで、その地をバロッサ・バレーと名づけました。 1839年、ウィリアム・ジェイコブは、兄弟のジョンと共にバロッサ・バレーを訪れ、Moorooroo地区の調査に乗り出しました。 “Moorooroo”とは先住民の言葉で“交じり合う2つの流れ”を意味します。その流れの1つは、北パラ川。もう1つはそこに流れ込む小川でした。 クロフォード山を源流とするその小川はその色から‘Cowieaurita’=“黄土色の水”と呼ばれていました。 その後、その小川はウィリアム・ジェイコブにちなんで、ジェイコブス・クリーク(ジェイコブの小川)と名づけられました。 ジェイコブ兄弟が住んでいた小さなコテージは、この小川を見守るように、今もなおひっそりと川辺に佇んでいます。
ドイツから移住してきたヨハン・グランプが、1846年、ジェイコブス・クリーク沿いの土地を購入し、翌年、土手沿いに、バロッサ・バレー初の商業用ブドウ畑を開墾しました。 1850年に最初のヴィンテージのワインが出来、その後、ヨハンはジェイコブス・クリーク沿いに鉄鉱石で建てた小さなワイナリーで、84才で逝去するまでワインを造り続けました。
1976年、ヨハン・グランプの最初のブドウ畑の場所にちなんで名づけられた「ジェイコブス・クリーク シラーズ・カベルネ・マルベック 1973」が誕生したのをきっかけに、ワイナリーは急成長を遂げました。バロッサ・バレーを縫うように流れる小川のそばにあった、ヨハン・グランプのワインセラーは今も残っており、今や、オーストラリアで大成功したワイナリーの原点を物語っています。ジェイコブス・クリークのフレッシュで飲みやすく、高品質な味わいが評価され、現在ではオーストラリアのみならず、世界中の人々に愛飲されるようになりました。
ジェイコブス・クリークは10年以上もの間、オーストラリアで最も人気のあるブランドでありつづけただけでなく、海外への輸出量もオーストラリア第一を誇り、オーストラリアの輸出高の成長に最も貢献しているブランドとして広く知られています。
1993年、オーランド・ウィンダム社はその国際的な功績を讃えられ、他の全業種を抑え、「オーストラリアン・エクスポーター・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。 そして1994年、ジェイコブス・クリークはオーストラリアのワイン産業で最も権威あるモーリス・オシェ賞を受賞。この賞が人物ではなくワインに授与されたのは初めてのことで、ジェイコブス・クリークがオーストラリアのワイン輸出産業に、大きく貢献していることが讃えられたのです。このような継続的な努力の積み重ねにより、オーストラリアを始め海外で開催されるワインコンクールにおいて、常に受賞者リストに名を連ねるようになりました。
ここ3年の間に世界のワインコンクールで受賞したメダルの数は、800以上にのぼります。 現在ではジェイコブス・クリークの80%以上が輸出され、世界60ヶ国以上で愛飲されています。 ジェイコブス・クリークはオーストラリアで最も人気のあるワインブランドです。 今でも、この歴史あるブドウ畑を散策することができます。レッド・ガムス川の壮麗な眺めを楽しみながら、ヨハン・グランプのワインセラーを見学すると、この土地特有の臨場感が肌から伝わり、ジェイコブス・クリークの真髄がご理解いただけるものと思います。 |