ラ・メゾン・ロマーヌ シャトー・ド・ベルゼ マコン ルージュ 2013
¥7,150
【産地】フランス ブルゴーニュ
【タイプ】赤 ミディアム
【品種】ガメ
樹齢:70〜90年
土壌:11〜12世紀の要塞であるシャトー・ド・ベルゼはAOCマコンの境界線最西端に位置しています。 すべて樹齢の高いブドウで、シャトーの周囲に真南を向いて植えられています。 中でも最も樹齢が高く、最も美しく成熟したブドウが、シャトー・ド・ベルゼの名を冠した偉大なキュヴェとなるのです。 粘土石灰質土壌。白色と褐色の泥灰土が存在します。
収穫量:40hl 生産量:1,150本
醸造・熟成:オロンス・ド・ベレール(シャトー・ド・ベルゼにて)
100%全房のまま、天然酵母を用いて3週間、木樽とタンクで発酵。 5、6年の古樽で13か月樽熟成。
特徴:最も樹齢の高い80年の古木は収穫を非常に遅らせました。(2011年の10月15日) 古木と遅摘み。これがグラン・ヴァンとしてのシャトー・ド・ベルゼを造るために必要不可欠なふたつの要素なのです。
≪ラ・メゾン・ロマーヌ≫
ブルゴーニュ愛好家なら誰もが、各地を歩きまわって自分自身のワインを造ることを一度は夢見るでしょう。
その夢をかなえたのがこのオロンス・ド・ベレールなのです。
若きパリジャン、オロンスはヴォーヌ・ロマネで最も古い建物である“メゾン・ロマーヌ”に移り住んできました。
メゾン・ロマーヌ設立当初、彼は、馬による畑の耕作を請け負い、それを仕事としていました。
クロ・デ・ランブレ、ティボー・リジェ=ベレール、ドメーヌ・デ・ゼプノー、コント・ラフォンなど…いくつもの名門ドメーヌが彼の顧客でした。
そして、ボーヌの醸造学校で学び、彼はネゴシアンとして自分自身のワインを造り始めることにしたのです。彼は耕作請負人として様々な生産者と仕事をしているため、優れた区画から葡萄を分けてもらえたのです。
彼のワインの特徴は、ほとんど新樽を使用しない点、そしてポンプによる澱引きを行わない点です。
濾過も清澄もせず、すべて自分たちの手で瓶詰めまでを行います。
ブルゴーニュでは異例な、素晴らしいテロワールを知り尽くした新しいネゴシアンがここに誕生しました。
彼はボーヌで勉強して、ワイナリー経営と醸造学のディプロマを取得しました。
そしてポマールのコント・アルマン、コルトンのシャンドン・ド・ブリアイユ、ルーションのドメーヌ・ゴビーでワイン造りを学びました。彼がこれらのドメーヌを選んだ理由は、伝統的なワイン造りの技術と最新の醸造学を学ぶためでした。
これらのドメーヌではビオディナミ栽培を採用しています。
そして、このことは彼が馬で畑を耕作するために極めて重要なことなのです。
2005年、彼は愛車であったハーレー・ダヴィッドソンを売却し、愛すべき彼の馬、『プロスペール』を迎え入れたのです。
彼は愛馬『プロスペール』のブリーダー、モルヴァンと呼ばれる馬師と共に数カ月を暮らし、馬について学びました。
今日では、彼はブルゴーニュのみならず、世界各国(ボルドー、シャンパーニュ、アメリカ、カナダなど)のワイナリーに対して、馬を用いた畑耕作のアドバイザーとしても活躍しています。
(現在は耕作用馬具会社エキヴィヌムを売却し、馬耕作のコンサルタントとして指導しています。)
彼のワインにはコンサルタントは介入していません。ヴィンテージの傾向について他のワイン生産者と相談を意見を交わすことや、ワインの熟成を見るために、分析を専門家に頼むことはあります。ワインはコンサルタントのものではなく、彼のものである、との確固たる信念があるからです。
●哲学
オロンス・デ・ベレールの哲学は、収穫を尊重することそのものです。私は、常に柔らかく抽出することを心がけています。
彼は、機械の振動が、ワインの特性を失わせると信じています。そのため工業的な醸造用具は一切使いません。
ポンプによるワインの移動はワインを疲弊させてしまうため、重力でのみワインを移動させます。
ワイン造りにおいて最も大事な熟成の段階では、科学的なアプローチではありません。彼は月の運行カレンダーに従った自然な方法を用います。
●樽について
彼は樽のニュアンスがワインの味に影響を与えることを嫌います。
彼が使用する樽はアリエ産、ヴォージュ産のもので、3年間かけて自然乾燥させたものを使用します。
(インポーターコメントより引用)